シモジさん(30代、アルコール依存症)
私がこの施設につながった理由は、アルコール依存症です。
20代の頃に初めてお酒を飲み、最初は酎ハイから始まりました。次第に飲む量や種類が増えていき、ビールや島酒など、毎日のようにお酒を飲む生活になっていきました。気がつけば、お酒に溺れる日々を送っていました。
これまで、お酒が原因でさまざまな問題を起こしてきました。警察にも迷惑をかけ、家族にもたくさんの心配や迷惑をかけました。酔っぱらうとイライラすることが多く、友人と口げんかになったり、物に当たったりすることもありました。実家のガラスや家電を壊してしまうこともありました。
そんな自分の行動や言動を見ていた家族から、アルコール専門の病院への入院を勧められました。最初は入院することに抵抗があり、嫌な気持ちもありました。しかし、入院をきっかけに、自分自身のお酒の問題と向き合うことができました。
入院先の病院では、ARPの授業を受けました。お酒を飲んでいた頃の自分の症状や、アルコール依存症について学んでいく中で、これまでの自分の行動を振り返り、少しずつ反省するようになりました。
退院後、この施設に入寮することになりましたが、施設に入るか入らないかをめぐって、父とよくけんかをしていました。入寮してから半年ほどは、引きこもりがちで、イライラすることも多く、施設生活になかなかなじめませんでした。
しかし、施設での生活を続けていく中で、少しずつ自分自身に変化が生まれてきました。
これまで一人ではお酒をやめることができなかった自分が、少しずつお酒のことを考える時間が減っていきました。何かに取り組んでいる時も、お酒のことをあまり意識しなくなっていきました。
今では、この施設を勧めてくれた父に感謝しています。そして、自分自身が変わることができたこと、家族との関係も少しずつですが修復できていることを嬉しく思っています。
施設に入寮して1年半が経ちました。これからも自分の回復を大切にしながら、さまざまなことに前向きに取り組み、一歩ずつ成長していきたいと思います。
※シモジさんは、8月1日より一般就労に就き晴れてダルクを卒業しました!
